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お母さんを楽しむ

本は大好きです
ファンタジー小説、推理小説、ミステリー、SF、レシピ本、歴史小説
エッセイ、How to 本 などなど 色々読みますが
長男の卒業式に出かける時、久々の電車に揺られながら手にしていたのが
子育てに関するエッセイでした

子育てについての具体的な「育児書」も読みましたが
大好きだったのは、子育てエッセイでした
私だけじゃないんだ・・とホッとしたり
励まされたり、目からウロコ・・だったり、
どちらかと言うと、頭でっかちでマジメな私はものすごーーーく悩むんです
落ち込むんです(あまり信じてもらえないんですけどね)

この日手にしていたのは、柴門ふみさんの
「フーミンのお母さんを楽しむ本」でした
第1版は1991年ですって、そうですね、長男が22歳ですから
もうそんなに立つのか・・・

懐かしいなぁ・・・






前書きだけご紹介します

子どもはおかしい。見ているだけでおかしい。話をするともっとおもしろい。
どうしてこんなに凄いんだろう。
「何か好きなテーマで書いて下さい」
という雑文の依頼がくると、私はきまって子どもを題材に書きます。
子どもの日常には、驚き、不思議、優しさ、失笑、ドラマのすべてのエッセンスがそこに
凝縮されてあります。どんな小説、映画もかないません。
だからお母さんは本屋にも映画館にも行かずして、楽しめちゃうわけです。
生の人生の感動に出会えるのは、お母さんの特権です。もちろんタダですし、
電車を乗りかえていく労力もいりません。いながらにして、おもしろいことに出会える。
生涯においてこんな得な時期は他にありません。
この本は実用育児書ではありません。この本を読んだからといって、子どもが東大へ入れるわけでも、
ましてや漫画家になれるわけでもありません。もちろん、ゼンソクが治るはずもない。
「四歳で方程式の解ける子に育てた」といった類の本も世に出ているようですが、
四歳で方程式の解ける子と、四歳でパンツをずらしたまま駆けずりまわる子と、
どちらがおもしろいでしょう。パンツずらしのほうがおもしろいにきまってます。
そして私はおもしろいほうが好きです。
四歳で方程式を解き、六歳で微積分を解し、十二歳で大学に入った子どもが、将来、親に
何をしてくれましょう。せいぜい東大へ入って学者になるかノーベル賞をとって
天才と騒がれるくらいでしょう。
そんなのちっともおもしろくない。
それより、私は、おもしろがらせてもらいたい。放っとくと子どもたちはとんでもないことを
やらかします。夢と空想と現実がごちゃまぜで、昨日も明日も昼も夜も区別がつかず
タンポポもかたつむりも隣のジイサンも同列においてしまう、この子どもの無茶苦茶さを楽しむこと。
それ以外に母は何を求めましょうか。
子どもの出世は親にとって老後に子どもからもらう小遣いの額が多いか少ないかの違いだけです。
そんなことだけのために、子どもをワンダーランドから締め出して算数を教えようとは思わない。
子どもは、子どもらしいということだけで、親孝行なのです。
そして子どもを育てることは、自分もまたもう一度幼児期から人生をおさらいすることでもあります。
忘れていた懐かしい感情ー母の背のぬくもり、夜の闇のこわさ、
青空のかなしみ、生きることの退屈さー
おとなになって忙しさにふりまわされるうちに葬り去ってしまっていたさまざまな思いが
よみがえってきます。人生を二度生きられるのと同じことをお母さんは体験できるわけです。

◎タダでおもしろいことに出会える。
◎二倍人生を楽しめる

この二点だけでも、お母さんは得です。そのために、子どもの夜泣き、癇癪、癇の虫にも耐えて
お母さんは頑張るのです。
Commented by sinco1111 at 2016-03-29 05:05
へーーー、この前書きを読むだけでも勇気がでるような、そんな力強い文章ですね🎵 うちの長男は、この「おもしろいこども」と言う観点でしたらば、ほんとにほんとに いろーんな問題を起こしてくれる子供でして、わたしも何度 子育てを間違えたかな……と思ったことか……
で、わたしも何かを読んで 自分が間違ってないよね?と思いたいので いろいろ読んだりもしました。最近見つけた ハリール ジブラーンと言う詩人の言葉です。「あたなの子供はあなたの子供ではありません。あなたの子供は、(集合体としての)人間の息子や娘であり自分自身になることを希求しているのです。彼らはあなたを通じて(世界に出て)来ますが、あなたからでてくるわけではなく、子供たちはあなたと一緒にいますが、あなたに属しているわけではありません。子供にあなたの愛を与えることは許されますが、子供には自身の考えがありますので あなたの考えを与えてはいけません。子供の体に家を与えることは許されますが、彼らの魂に家を与えてはいけません。なぜなら彼らの魂は、あなたがたとえ夢の中ででも訪れることのできない明日と言う家に住んでいるからです」ね、いーでしょ、これも🎵
Commented at 2016-03-29 05:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by makotaguglee at 2016-03-31 21:02
>tomo様
こんばんは!!コメントありがとうございます♡
みんな同じなんですね、ホッします
悩んだり落ち込んだり、何かにすがりつきたくて
おまじないみたいな魔法の言葉はないかしら・・・
これを唱えれば、子どもが良い子になるようなそんな言葉はないかしら・・
そんな日々がありました
今でも、悩みはつきませんけどね(+_+)(+_+)(+_+)
Commented by makotaguglee at 2016-03-31 21:14
> Dear key comment !
OK !! I found you !! I look forward to seeing you !!
by makotaguglee | 2016-03-28 06:04 | わたし時間 | Comments(4)

フルタイムの仕事をかかえ奮闘している3人の子の母です。子供達は全員、家を出て30年ぶりの夫婦2人生活2年目を迎えました


by Mako